Vintage HELP!: How to Become Slightly Happier and Get a Bit More Done
C**E
Oliver Burkeman is brilliant, and both insightful and entertaining
Oliver Burkeman is a real guru when it comes to analysing self-help advice. His extensive experience in this area means he can de-bunk the worst of it, while making the valid bits accessible and entertaining - he's a great writer and journalist, who can also offer philosophical insights.I also recommend his other books 'The Antidote' and 'Four Thousand Weeks'.
J**!
「幸せ業界」を掘り下げる本、ウィットに富み刺激的な思考を呼び起こす。
「幸せ業界」を掘り下げる本、ウィットに富み刺激的な思考を呼び起こす。大恐慌の後のポジティブ思考が具体化し、人々に各人は全くの無力では無い、自助でやれる事があるという安っぽくインチキだらけで恥ずかしくなるような本が3冊ベストセラーになった、デールカーネギーの“人を動かす“、ナポレオンヒルの“考えてリッチになる“、ノーマンパールの“ポジティブ思考の力“だ、という事で面白かったのは以下の点。連中は情熱の対象となるものを探せと言うが、情熱はプラトニックに仕事と関係ない何処かに有って探すものでは無く、激しく働き技術をマスターする中で作り出すものだ。森田博士は次のように言った。あなたが、どんなに自分を卑下して自身を、精神的に弱くいつも全てを先延ばししていて不健全で怠け者だと思っていようが、そんな事は放っておいて、今すぐに行動を起こし動きなさい。あなたがどんなに不完全でも構わないので不完全なままのあなたで、死ぬまでにやっておきたい事に今すぐに取り掛かりなさい。連中はあなた自身で有れ!と言うが、彼らはあなた自身というものが何かフィックスされて変わらない性格人柄能力だと思っている。そのフィックスされているというマインドが内向き思考に向かわせストレス、不安、失敗を引き起こし我々を苦しめるわけだ。我々自身は成長できる(フィックスされていない)、そして常に変化していると考えを変える事で能力を成長させ、失敗したら挑戦したことからのフィードバックとして受け取り更なる挑戦に向かい、あなた自身でいるという重荷から解放され自由に伸びて行ける。連中は今までの自分の良くない部分をゼロクリアしてフレッシュスタートをきれと言う。所が実際には、自分が抱えている数えきれないほどの多変数のうちの数個の変数を調整するだけというのが実態で、しかも自分自身の良い部分と不良部分を仕分けするのも自分だし、変える主体も、変えられる対象も自分な訳で、複雑にしすぎて到底上手くいかない。今の自分が在るが儘から動き始める以外に他のやり方は無い。毎日、感謝日記(ジャーナル)をつけている、又、感謝したい相手に一度コンタクトするだけの人でも、体の不調が少なく、頭脳明晰で、情熱的で、意志がグラグラせず、注意が持続しエナジーレベルが高く、良く眠り、目標に向かって進捗する、と報告されている。心配するなよ、元気を出せよ、などと人に言うのは他人にどう感じるかを命令している訳で、極めて考えの無い、思いやりに欠けた発言で、許されない。トラウマを経験した人に、一日15分、4日間だけそのトラウマについて書く事をやってもらう方が、トラウマを経験し気分転換のために全く関係ないことを同じ要領で書いてもらった人よりもはるかに心の健康の回復が早かった。こういう書き物をやってもらうと最初は、なぜ私がこんな目に遭う、なぜ私はこうなんだ、という感情的な表現が主だが、何日か経過すると、「我々は、我々に」と言う表現に変わり、カタルシスだけでは無く、現実的になり目的意識を持って自虐自責から抜け出して解決策を探し始める。自分の仕事を愛する必要はないが、もし自分の仕事を嫌いなら、その事が自分の人生を枠にはめないように、そして焦点の合わない目でぼんやりと人生を過ごさないように、意識をはっきりさせるよう能力を磨くことで自分の時間が大きく広がる。不完全でいいじゃないか、永遠に幸せを探し続けるという視点にロックインせず、視点を有利に変えれば、状況はそこまで酷くはなく、正義よりも親切、戦うよりも退屈から心の平和平穏を得られる。ストレスは外から来る物であり、ストレインは外部の事象をどう受け取るかの内面の問題であり、それらに耐えて成功するのに重要なのは、同じ事象を我慢できない酷さと受け取るか、そこまで酷くはないと思うか視点とレジリエンス(忍耐力)の差。我々は一人づつが、遺伝子と成長過程から、それぞれ異なるレベルの孤独への耐久可能レベル(心的な健康を保てる足切り線)を持っている。自分は一人ぼっちだと言う感覚を緩和することは、生きていくのにある程度の運動とある量以上の水分摂取が必要なのと同様にライフマネジメントの問題だ。“それは出来ませんね。“と言うのが断るための一番良いやり方だ。言い訳と理由の説明は相手に交渉の余地を与えるだけだ。Noと言う一番良い言い方は単にNoと言い後は一言も発せず黙り込むこと。世界の国々にはAsk文化とGuess文化の2種があり、Ask文化の国(人)はダメと言われる可能性を十分認識しながらも何でも(好意、ひいき、昇格昇給賃上げなども含めて)頼んで良いと信じて幼少から育って来ており、対照的にGuess文化の国(人)が、頼めば聴いてもらえるとほぼ確かに思える場合にだけ頼みを言葉にする。欧米の人が、ロシアで仕事をする時相手の無礼さに度肝を抜かれ、日本で仕事をする時には相手の要望を汲み上げるのに苦労するのはこの極端な例だろう。 悲しいかな、人は自分に近い人を探し求めてそういう人と共に時間を過ごす“Homophily”という傾向がある。それが我々の物の見方と人生をほとんど気がつかないうちに形作る。(政治的信条、進化論への態度、など仲間内で同じ意見となる.) 我々は自分の意見に同意して欲しいのであり、それはおかしいなどとチャレンジして欲しいわけでは無い、よって“Homophily”は集団的な無知を作り出し、また意見を純化し極端にする。我々の脳は不調和に耐え難いので、ある人に何らかの理由で一旦親切にするとその人は自分が親切にするに値すると無意識のうちにその人への評価と感情を調整し更なる次の親切をも正当化してしまう。友情というのは相手がどんな人でお互いのパーソナリティに惹かれ合うというよりも、どんな人でも良いのであなたに付き合ってあなたの話を聞いてくれてあなた自身のパーソナリティに関する自己評価に同意してくれる事で社会的なあなたのアイデンテティをサポートしてくれる相手との互恵関係だ。経営会議に2つの議題があるとしょう、一つは原子炉建設でもう一つは社員用自転車置き場の設置だ。原子炉建設は複雑で巨額の資金を要するプロジェクトであり、よく理解していないで発言すると恥をかいてしまい、またわかっている人は皆が原子炉の定義から話を始めないと何もわかっていないのにそれを認めずそんな事は分かっていると言うに決まっているので何も言わない、その結果2分半で承認されてしまう。一方、皆自転車と自転車置き場については十分な知識とそれぞれの意見一家言が有るので1時間15分にわたって議論された上で、次回経営会議までにもっと検討し情報収集する事を条件に繰り越し案件とされる。 これは小さい案件が怖がらずに取り扱えるからと言うだけではなく各参加者が自分の存在感と体面を保てるように動こうとする無意識の行動原理から来ている。この世界の問題は、馬鹿がやたらと自信を持ち出来ない上にそれに気づいていない、またできるやつらには自信がなくオドオドしている事。慢性的な先延ばし習慣は、怠惰とか散漫とか、退屈な単純作業を嫌がって先延ばしするのとは違う。それは意図的かつ戦略による回避であり、深層心理における失敗への恐れ、成功への恐れ、支配できなくなる事への恐れから来ており最も重要な事項に対しての物である。やり始める事でたちまちやる気は出てくるものだ。やり始めることに抵抗を感じるのはそれが重要だというサインだ。ニュース断ちをやってみる。 ニュースには全てバイアスがかかっている。政治的なバイアスも時にはあるが、むしろ、目新しい悪い出来事と結びついた危機を好むというバイアスだ。ニュースを知ってもほとんど大多数の我々は苦しんでいる人々を助けるために長距離をはるばる旅することも無いし、持ち金を送り届けるわけでも無いので、ニュースを知って不快になり気分が悪くなるだけだ。 それだけでは無く、ニュースを見聞きすることで、我々は皆どんどん馬鹿になっていく、と言うのはセンセーショナルに取り上げられるニュースのほとんどが何週間か何年か経つとどうって事は無い話だと分かる。先史時代には、人々はニュースを真剣に追っかけていた、なぜならニュースは食べ物を得るために、また危険から逃げるためにとても重要だったから。現代において、ニュース断ちを数日間やってみた結果、漫然とニュースを見聞きするのでは無く、ニュースの洪水の中から意識的にどのニュースを取り込み、どれに全く注意を払わないかという事を自ら決めることが一番重要だと気付いた。我々は考えて機能するために、抽象概念へ観念化するシステムつまり言葉に依存するところが大である。ところが観念は実際の世界を素直にあるがままには反映しない、むしろ現実を歪めて混乱と不安を引き起こす罠を隠し持っている。その最たるものがBe動詞だ。 何々(A)は何々(B)だ、と言う時にはそれが単なる意見の表明なのに、確かにBである、と断言する事となり、何らかの目的を持って取るべき行動を暗示する。Be(am,is,are)を使うことで、叙述が全てを包括して、永遠に正しく、変化していく希望が無いように受け取られる。英語の言葉から Be動詞を無くそうという運動が有ったがエスペラントよりさらにサポートされずに終わっているのは残念だ。我々は子供の頃から、皿の上に食べ物を残してはならないとか、事を一旦始めたら最後までやり遂げるべしと躾けられ、教育されて育った。それで中断に罪悪感を持つ大人になっているが、ところが中断して辞めてしまうと本当に気持ちが良いものだ。我々の持ち時間、持っているリソースは限られて居るわけだから戦場におけるトリアージュと同様の事を行い、治療しても亡くなる怪我人と今は治療しなくても悪くはならない怪我人は放置して、治療することで生死が変わる事項にフォーカスすべきであろう。 1。メールは3週間経ったら別のフォルダーへ移し、存在しない事にして忘れてしまう。(3週間経ったら送った方も忘れているか、または別の回答をどこかで見つけて一件落着しているはず。) 2。読みかけの本 2週間以上放置している読みかけの本は、売り飛ばすか捨てるか、本棚の奥にしまい込むかする。 3。個人的なプロジェクト、趣味、など やりたいと思って始めたが、もう今は情熱的にはやりたいと思わなくなっている、こういう物は、まさにトリアージュすべきで、治療を求めて泣き叫んでいる怪我人に、断固としてNOというタイムマネジメント(有限な時間を何に使うか)が求められている。 4。友人 何ヶ月かに1回連絡するために努力を振り絞らないといけない相手は、連絡をとり続けても得ることが何も無い上に、お互いに友情枠を維持するルーティンが雑務のように負担になっているはずで、辞めるよう。
C**Y
Brilliant lessons
Makes you think more deeply about what we habitually do and how we might improve if we take a step back and assess. Brilliant read.
S**W
Great Author's worst book.
The author wrote another book that is so much better.
D**D
Excellent
Book arrived perfect and quickly
Trustpilot
4 days ago
1 week ago