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J**K
AIを遥かに凌駕する「人間の意識と頭脳」を紐解くミステリー
東ヨーロッパの中心都市プラハ。戦後半世紀近く鉄のカーテンで閉ざされており我々には縁が薄いが、中世の遺跡・聖跡はしっかり保存されておりその一つが「悪魔の聖書」であり「プラハ城」。主人公ラングドン教授は50代半ば、今回の相棒キャサリン博士は60代、二人ともお年ですが仲良く手をつなぎ迫りくる危機と戦います。その危機は前回までの宗教的問題(宗教対立・宗教対科学)ではなくキャサリン博士の専門分野「意識と頭脳」。頭脳を制する者が世界を制する、敵が制する前に我々が手に入れる、ナチスドイツ、大日本帝国に対するマンハッタン計画と同じ理屈です。そしてCIAが博士の研究成果を悪用し一歩、二歩先行します。トランプ大統領を彷彿させるCIA長官の「独りよがりな思考と行動」、世界に現存する問題が浮き出て来ます。アクションでは無く、思考を色々な角度からアプローチし検討する、その思考を読み解いていく過程が本書の真骨頂。シリーズ最後にして最高の本です。
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